西武・今井達也 監督交代に責任感「稼頭央さんの分まで戦っていく気持ちが強くなった」28日中日戦に先発

[ 2024年5月27日 18:56 ]

バンテリンDのマウンドで投球練習を行う今井(撮影・亀井 直樹)
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 西武・今井達也投手(26)が複雑な心境を明かした。交流戦開幕となる28日中日戦(バンテリン)に先発する右腕は27日、敵地で調整。前日の監督交代劇に責任感をにじませた。

 8年目で初の開幕投手に指名してくれた松井監督が成績不振のため休養となり、チームを離れた。「悔しいです。カード頭に投げることも多いので、そこで勝てるような投球ができていればチームの勝ち星も増えていた」。普段、あまり多くを語らない右腕の言葉には松井監督への申し訳なさが込められていた。

 今季は3勝1敗、防御率2・17も、連敗ストップを託された前回21日ロッテ戦は5回5失点で初黒星。チーム連敗は7まで伸びた。常に投手陣を見渡し、首脳陣からも信頼されている今井。だからこそ、思いも人一倍も強い。「僕がチームをもっと引っ張っていきたいと思います。やっぱり勝つために仕事してるわけなので。あまり得意ではないですけど、もっと、リーダーシップをとって。稼頭央さんの分まで全員で戦ってく気持ちは、開幕よりも強くなった。今まで以上に危機感を持って、目の色を変えないと、このまま終わってしまう」。最下位からの巻き返しは今井から始まっていく。

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