ロッテ8連勝!鈴木が、益田が満塁でピシャリ!得意のブルペンデーで首位ソフトバンクに3連勝

[ 2024年5月27日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ7―1ソフトバンク ( 2024年5月26日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>左から勝利投手の中村稔、無死満塁をしのいだ鈴木、2死満塁をしのいだ益田、4打点のソト(撮影・長久保 豊)
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 タイトロープを渡りながら8投手がつないだ先に、ロッテ4年ぶりの8連勝が待っていた。主役は鈴木だ。2―0の7回、沢村が3連続四球で招いた無死満塁にマウンドへ。絶体絶命の場面で直球勝負を選択した。

 「割り切って自分の強い真っすぐで押し切ろう」。前日に中前打されていた代打・中村晃を、最高の結果となる投ゴロ併殺に料理。続く三森も遊ゴロに打ち取った。

 12日の日本ハム戦、1点リードの9回無死満塁で救援も、1死後に連打でサヨナラ負けを喫していた。「絶対に抑えたかった」と悪夢を振り払った。

 20年ドラフト1位で入団。先発で伸び悩んだが、今季はセットアッパーとして19試合で3セーブ8ホールド、防御率0・00と新境地を切り開いた。昨オフにはパドレス・松井の自主トレに参加。「セーブした時は連絡くれます」と明かした。

 1点差に迫られなお2死満塁の8回は、守護神・益田の出番だ。川村を3球三振に仕留めると最終回も3者凡退で7セーブ目。打者4人を抑える回またぎ登板は6年ぶりながら「ここまでしようもない投球をしているので盛り返せるように」。開幕直後の不安定な投球から、4試合連続無失点と復調してきた。

 首位ソフトバンクに同一カード3連勝し、2位日本ハムに0・5ゲーム差とした。ブルペンデーは昨季から4勝1敗となり、吉井監督も「予定は狂ったんですが…。しっかりつないだので負けるわけにいかなかった」と救援陣をねぎらった。お立ち台で鈴木が胸を張る。「交流戦もこのままの勢いでいきます」。覚醒した4年目左腕がファンに約束した。(伊藤 幸男)

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