イチロー氏が「芸術点が高い」と評したヤクルト投手 「なかなかいないでしょ、美しいピッチャーって」

[ 2024年5月27日 20:52 ]

イチロー氏(AP)
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 コナミデジタルエンタテインメントは27日、モバイルゲーム「プロスピA」において、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が選んだ「イチローセレクション」が30日からスタートすることを発表した。

 今回は12球団の監督、コーチから各球団1名を選出しており、イチロー氏本人(95年)も登場する。イベント開始に先駆け、イチロー氏が「セ・リーグ編」で選出した選手について語る動画がYouTubeで公開された。

 ヤクルトからは1軍投手コーチの伊藤智仁氏が選出された。「投げる球はもちろん、スライダーは特長あったし。僕が何より伊藤さんを選んだ理由は美しかったね。美しかった」とうなずいた。

 「ペドロ・マルティネスとちょっとかぶるんだよね。雰囲気が」とレッドソックスなどで活躍した通算219勝右腕と重ね合わせ、「流れるような投球フォームとか、肩甲骨の使い方とか、さらに鎖骨までグイグイ動く。なかなかいないでしょ、美しいピッチャーって」とフォームを絶賛。「芸術点が高い。僕、芸術点凄い大事なんで」と独特の言い回しで評した。

 オープン戦での対戦を振り返り、「もちろん良い球だったけど、テレビで見る方がいい球だと思いました」と感想を述べた。

 また、伊藤氏が高速スライダーを選手に教えようとしても、習得に至らないことを伝え聞くと、「特別な球ってあるから。握りとか、そんなんじゃないんだよね。結局、どうやって体を使うのか、指先の感触とか。それはね握りだけでは、それは無理なんですよ」と納得していた。

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