阪神・岡田監督「こんなんで勝ったら失礼よ」7回1死まで無安打…ノイジーの初の2軍降格で貧打テコ入れへ

[ 2024年5月27日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-2巨人 ( 2024年5月26日    甲子園 )

<神・巨>選手交代を告げる岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神は26日、延長10回の末に巨人に1―2で敗戦。岡田彰布監督(66)は「こんなんで勝ったら失礼」と7回1死まで無安打で、5安打1得点の打線に奮起を求めた。甲子園デーゲームの全勝は「7」、日曜日の連勝は「6」で止まり、5カードぶりに負け越しを喫した。貯金6の首位ながら2位・広島とは0・5ゲーム差。あす28日からの交流戦で流れを変えるべく、打撃不振のシェルドン・ノイジー外野手(29)の初の2軍降格が決まった。

 攻撃がうまくいっていないことを相手に知らせる必要はない――。そんな理由で試合中の円陣を嫌う岡田監督が6回攻撃前、ダッグアウト前にナインを集めるように指示した。菅野の鋭いスライダーと直球に手を焼き、5回までノーヒットに抑えられていた。2日前、戸郷に無安打無得点試合を許した屈辱が脳裏にちらつく。これではいけないと、平田ヘッドコーチに狙い球の再確認を伝えさせた。

 「(打線が)何もせえへんから、俺が言うたんや。こんなんやってたら、また(ノーヒットノーランを)やられるで、って」

 今季初の円陣が効いたか、次の7回に1死から森下がチーム初安打を放った。大山、渡辺も続き、3連打で先制。今季最多4万2613人が入ったスタンドがようやく盛り上がった。しかし、1点が精いっぱい。9回にゲラが岡本和に同点弾を浴び、延長10回に岩崎が丸に勝ち越し犠飛を許した逆転負けの原因を、指揮官は「打線よ。そんなもん」と断じた。

 「1―0で勝とうと思う方が間違いよ。そら、こんなんで勝ったらアカンということやろ。失礼っていうことよ」

 7戦全勝を誇った甲子園のデーゲームに今季初めて土が付き、日曜日の連勝は6で止まった。5カードぶりに負け越し、試合後、ノイジーの来日2年目で初の2軍降格が決まった。先制点を挙げた7回、なおも一、二塁で二飛に倒れ、この日もいいところがなかった。打率・244、1本塁打、8打点はあまりに寂しい数字。リーグ2位の9併殺打が目立つ低迷に、ついに断が下された。

 あす28日から交流戦が始まる。パ2位の日本ハムと甲子園で激突する。直球への対応が急務だと説いた。

 「真っすぐに遅れるんやから。水口(打撃コーチ)もミーティングで“前で打て”って言うてるけど、誰一人できてないやろ?そら、もう打つ方があまりにも、むごすぎるよな。パ・リーグの投手は、強いストレートが来るよ。交流戦になったら、もっと点が入らんわ、今の状態じゃな」
 チーム打率(・223)、チーム総安打数(346本)はともにリーグワースト。個々の復調が求められる。「点を取ることより、まずヒットを打つことよ」。セの首位とは思えぬほど、岡田監督の言葉は危機感に満ちあふれていた。(倉世古 洋平)

 《チーム打率はセ最低》
 ○…阪神のチーム打率.223とチーム安打346はリーグ最少。1試合あたり7.21安打はリーグ最多のDeNA8.22安打(46試合、378安打)に1.01安打差をつけられている。5月19日のヤクルト戦11安打を最後に6試合連続で出ていないゲーム2桁安打は今季10度で、この日10安打で10度目の巨人に並んでリーグ最少。最多はDeNAで15度。広島、中日、ヤクルトが14度で2番手につけている。一方でチーム三振343はリーグ最多。最少のDeNA272三振と71もの差がある。

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