びわこ成蹊大 投手陣の奮投に湯浅主将が男気V撃 元ソフトB・山田監督「打席の意味を理解してくれた」

[ 2023年5月10日 11:54 ]

京滋大学野球   びわこ成蹊大2―1大谷大 ( 2023年5月10日    マイネット皇子山 )

<びわこ成蹊大・大谷大>連勝を決めて整列するびわこ成蹊大ナイン(撮影・河合 洋介)
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 びわこ成蹊大が大谷大を2―1で下して2連勝とし、勝ち点2とした。

 今春初先発の植松徳馬(3年)が勝利を呼んだ。2回に三塁打と四球で2死一、三塁を招くも二ゴロで切り抜け、3回に許した適時打が唯一の失点。0―1の4回2死三塁からは二ゴロに仕留めて我慢し、6回4安打1失点の好投でマウンドを譲った。

 3年生右腕の力投に4番が応えた。同点の6回1死二塁で主将・湯浅公貴がカウント1―1から右前へ。勝ち越し適時打を決めて右拳を握った。これが決勝打となった。

 「(植松が)粘り強く投げてくれていたので、何とか勝たせてあげたいと思っていた。投手陣が粘り、打線がつないでくれたチャンス。4番、主将らしい一本を打ちたいと思っていました。ここ数試合はうまくいかない打席も多かったけど、次につながる一打が打てて良かったです」

 前日の1回戦は12安打10得点を挙げて7回コールド勝ち。一転、行き詰まる接戦を制し、元ソフトバンク、ロッテの山田秋親監督は「なかなか点が取れない試合になると予想していた。植松が初先発でよく投げてくれた。(湯浅は)3番が犠打をして迎えた打席の意味を理解してくれたのだと思う」とナインを称えた。

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