拓大が土俵際の勝利 逆転Vへ馬淵烈監督「最後の意地見せる」 東洋大のドラ1候補・細野と激突へ

[ 2023年5月10日 21:01 ]

東都大学野球2部リーグ戦第4週第2日   拓大4―0東洋大 ( 2023年5月10日    上尾 )

<東洋大・拓大>ベンチからナインを鼓舞する拓大・馬淵監督(撮影・河野 光希)
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 2位の拓大は負ければ1位・東洋大の優勝が決まる一戦で4―0と快勝した。対戦成績を1勝1敗とし、あす11日に勝ち点を懸けて3戦目を行う。

 前日はわずか1得点に終わった打線が奮起した。3回に4番・宮浦の左前適時打などで2点を先制すると、9回にはダメ押しとなる2点の追加点を奪った。

 投げては先発・浜口が7回4安打無失点。2番手・綾部が2回を無失点で完封リレー。投打がかみ合い、ここまで全3カードで勝ち点を挙げている東洋大に勝利した。馬淵烈監督は「コロナの影響で2戦しかない時があり、1戦目を落として2戦目で勝って“もう1試合やる”という経験がなかなかなかった。3戦目をやらせてもらうということを嬉しく思います」と見据えた。

 あす11日の東洋大の先発は今秋のドラフト1位候補に挙がる最速155キロ左腕・細野が濃厚。9日の第1戦では6回無失点に封じられた強敵だ。それでも馬淵監督は「昨日は選手が(細野の投球に)ビックリしていました。“手が出ない”と。(あすは)1―0か2―1で勝つしかないと(選手に)言っている。何とか食いついていかないと。細野君が“嫌だなぁ”と思うようなムードで野球ができたらなと。最後の意地を見せたいと思います」と語った。
 
 逆転Vの可能性を残す拓大があす11日、「絶対に負けられない戦い」に挑む。(柳内 遼平)

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