花園大が13季ぶりV 最速150キロ超「2年生コンビ」が躍動 川崎監督初シーズンで頂点に

[ 2023年5月10日 20:01 ]

京滋大学野球   花園大3―2滋賀大 ( 2023年5月10日    マイネット皇子山 )

<花園大・滋賀大>春季リーグ優勝を決めて胴上げされる花園大・川崎克巳監督(中央)(撮影・河合 洋介)
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 京滋大学野球1部春季リーグは10日、2回戦3試合を行い、花園大が2016年春以来13季ぶり2度目の優勝を決めた。滋賀大を4―3で下した。全日本大学野球選手権大会(6月5~11日の6日間、神宮球場、東京ドーム)の出場権を得た。

 優勝の立役者が最速150キロ超の「2年生コンビ」だ。この日先発した最速150キロ左腕・小林純大(2年)は、3失点完投勝利。「優勝のかかった試合なので緊張しました。絶対に負けられない試合。絶対に抑えようと思っていました」。7安打を許すも、11奪三振と踏ん張った。

 前日の1回戦は、最速151キロ右腕・藤原聡大(2年)が先発して8回4失点で勝利投手となった。今春4戦4勝と主戦投手としての役割を果たし、「調子が悪くても開幕投手を任せてもらった。4戦4勝を挙げることができたのは自信になります」と胸を張った。

 川崎克巳監督は、大阪の高校教員として大冠や高槻北などで監督を務め、今年4月に同大学の監督に就任した。攻撃重視の傾向にあったチームには「違うぞ。勝つには守備や」と説いた。指導方針は高校教員時代と変わらず、服装や髪型などにも規則を設けた。「私生活からきっちりすれば、野球につながる」との考えを浸透させて、就任初シーズンでリーグ優勝。ナインからは3度胴上げされた。

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