西武　5割復帰ならず…マキノン2戦連発6号も空砲、打線わずか3安打　エンス5敗目、5月2勝6敗

パ・リーグ   西武2―3ロッテ （ 2023年5月10日    ベルーナD ）

＜西・ロ＞5回、汗を拭うエンス（撮影・西尾　大助）
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　西武が接戦を落とし5割復帰はならなかった。デビッド・マキノンが回に2戦連発となる6号ソロを放ったが打線がつながらず1点差でロッテに敗れた。

　0―2と2点を追う5回。先頭のマキノンが四球で出塁すると、打席に立った山川は、相手先発左腕・小島が投じた2球目、146キロの真ん中低めのボールをうまく捉えた。打球は右中間を真っ二つ。一塁から一気にマキノンが生還し1点を返した。

　再び2点を追う7回だった。先頭のマキノンは、相手先発左腕・小島が投じた6球目、134キロの内角へのチェンジアップを軸回転でうまく捉えると、打球は左翼ポールを巻きスタンドに消えた。塁審が頭上で手を回すと、2戦連発となる6号ソロにマキノンは笑顔でダイヤモンドを1周した。

　先発のエンスは5回まで88球を投げ2失点。粘りの投球を見せたものの3回の満塁のピンチでポランコに2点適時打を許したのが痛かった。
6回にはボー・タカハシの暴投で3点目を失った。結果的に、この1点が響き連勝ならず。5月8戦で6敗目を喫し、5割復帰はお預けとなった。エンスは今季5敗目（1勝）となった。

　▼エンス（先発で5回88球2失点）今日は状態も良かったし、全体的にまとめられたと思うよ。ただ、3回の満塁の場面で打たれてしまったのは反省だね。相手打線は積極的に打ってくるだろうと思っていたけれど、思いのほか際どいコースを見られてしまって、球数がかさんでしまったよ。次回また対戦することがあると思うから、その時は今日の反省を生かしたいね。