ヤクルト石川雅規が快挙! 新人から22年連続勝利のプロ野球タイ記録に「感謝」 球団最年長勝利も更新

[ 2023年5月10日 21:15 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー0阪神 ( 2023年5月10日    甲子園 )

<神・ヤ> 22年連続勝利の快挙を達成した石川 (撮影・須田 麻祐子)
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 ヤクルトが10日の阪神戦(甲子園)に5―0と勝利し2連勝。先発の石川雅規投手(43)が5回1/3を4安打無失点の好投で今季初勝利。自身が持つ球団最年長勝利記録を43歳3カ月に更新。これで米田哲也(近鉄)、工藤公康(横浜)、山本昌(中)、三浦大輔(D)に次ぐ史上5人目の22年連続勝利を達成。さらに入団1年目からの22年連続勝利は前記の米田に並ぶプロ野球タイ記録となった。

 打線は4回2死満塁のチャンスでオスナが左前2点適時打を放ち先制。球界最年長選手として今季初勝利を狙うベテラン左腕・石川を援護した。

 今季3度目の先発となった石川は変化球を中心に打たせて取るピッチングで5回無失点と阪神打線を翻弄。3回には無死一、二塁とピンチを迎えたが西勇を遊ゴロ、近本を遊飛、中野を一ゴロに打ち取ると、ホッとしたような表情を浮かべた。

 6回は先頭の近本に二塁打を浴び、いきなり得点圏に走者を背負うと中野を遊ゴロに抑えたところで降板。2番手・木沢が後続をシャットアウト。石川は5回1/3を打者20人対し75球、被安打4、奪三振2、無四球無失点という安定感ある投球ぶりだった。

 試合は7、8回にも追加点を挙げ5―0とリード。7回には2死一、三塁から青木が二塁への適時内野安打で追加点。41歳のベテランが一塁に激走し1点をつかみ取る気迫を見せると、リリーフ陣も好投し無失点リレーで快勝した。

 石川は昨年9月21日中日戦以来となる勝利で現役最多を誇る通算勝利数を184に伸ばし、大目標である200勝まであと16。さらに新人だった02年からは22年連続での勝利となり、工藤公康(横浜)、山本昌(中)、三浦大輔(D)の各23年に次ぎ、米田哲也(近鉄)の22年に並ぶ4位タイに浮上。入団1年目からに限れば、前記の米田に並ぶプロ野球タイ記録となった。

 ▼石川 一人でできる記録ではないので。家族にも感謝したいし、携わってくれた人、そしてファンの皆さんにも本当に感謝したい。そうですね。22年連続勝利もそうだけど、今シーズンの初勝利を早く手にしたかったので。みんなに声をかけてもらった。いやもう本当に必死で、しっかりとした準備をすることを心掛けている。一つ一つの積み重ねだけど、やはり一つ勝つ難しさというのは凄く分かっているので。今日の勝利は次につながる勝利だと思う。

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