大記録達成なるか?ヤクルト・石川 6回途中無失点と好投 今季初勝利の権利を手にして降板

[ 2023年5月10日 20:11 ]

セ・リーグ   ヤクルトー阪神 ( 2023年5月10日    甲子園 )

<神・ヤ>3回、走者を背負いながらも無失点に抑えた石川(撮影・須田 麻祐子)
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 ヤクルト・石川雅規投手(43)が10日の阪神戦(甲子園)に先発し、5回1/3を4安打無失点と好投。今季初勝利の権利を手にして降板した。

 球界最年長選手として22年目を迎えた石川は今季ここまで2試合に先発し、防御率4・70で0勝1敗。前回登板だった4月20日の中日戦では5回2失点と粘りの投球を見せ、白星こそつかなかったものの試合を作って先発投手としての役目を果たした。

 この日も変化球を中心に打たせて取るピッチングで5回無失点と阪神打線を翻弄。3回には無死一、二塁とピンチを迎えたが西勇を遊ゴロ、近本を遊飛、中野を一ゴロに打ち取ると、ホッとしたような表情を浮かべた。

 6回は先頭の近本に二塁打を浴び、いきなり得点圏に走者を背負うと中野を遊ゴロに抑えたところで降板。2番手・木沢が後続を封じ今季初勝利の権利を手にした。

 なお、石川はこのまま勝利すれば自身が持つ球団最年長勝利記録を43歳3カ月に更新する。また、新人だった02年からは22年連続での勝利となり、工藤公康(横浜)、山本昌(中)、三浦大輔(D)の各23年に次ぎ、米田哲也(近鉄)の22年に並ぶ4位タイに浮上。入団1年目からに限れば、前記の米田に並ぶプロ野球タイ記録に並ぶかどうか注目が集まる。

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