阪神の村上先輩に続け 中山が投打で活躍し智弁学園が決勝へ 中学も同じチーム「目標です」

[ 2023年5月10日 04:30 ]

高校野球奈良県春季大会準決勝   奈良学園8―1御所実 ( 2023年5月9日    佐藤薬品スタジアム )

<智弁学園・御所実>先発して7回1失点と力投した智弁学園・中山優月(撮影・河合 洋介)
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 智弁学園の「4番・投手」中山優月(ゆづき=3年)が投打に活躍し、決勝進出に貢献した。「押すところと変化球を使う場面を考え、力を入れずに省エネで投げようと思いました」。同校OBの阪神・村上と同じ淡路島出身。先輩同様に直球とスライダーを内外角に投げ分け、7回を8奪三振1失点に抑えた。右投げ左打ちなのも同じで、4番打者として5―1の6回1死一、二塁では中越えの2点二塁打を放った。

 中学も同じクラブチームの出身で、中2時に当時東洋大の村上と対面した際には「常に上を目指せ」と励まされた。「あの頃は憧れだったけど、今は目標です」。智弁学園に進学したのは、村上が3年春の選抜で優勝した姿に憧れたから。3月上旬に右肘を痛めた影響もあって背番号は1ではなく6を背負う最速146キロ右腕は「(甲子園出場の)チャンスはあと1回しかない。重圧のかかる場面で結果を残したいです」と先を見据えた。(河合 洋介)

 ◇中山 優月(なかやま ゆづき)2005年(平17)8月21日生まれ、兵庫県洲本市出身の17歳。小学3年に洲本ゴンターズで野球を始めて投手。中学はヤング淡路に所属。智弁学園では1年秋に背番号19でベンチ入りし、3年春は背番号6。50メートル走6秒2、遠投115メートル。1メートル76、71キロ。右投げ左打ち。

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