【大谷翔平と一問一答】7回3失点も初黒星　元同僚に逆転2ラン被弾は「僕の方に責任がある」

ア・リーグ   エンゼルス1－3アストロズ （ 2023年5月9日    アナハイム ）

＜エンゼルス・アストロズ＞2回、ペーニャを空振り三振に仕留め、ベーブ・ルース超えとなる通算502奪三振を記録した大谷（撮影・会津　智海）
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　エンゼルスの大谷翔平投手（28）が9日（日本時間10日）、本拠地アナハイムでのアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で先発し、7回を投げ6安打3失点で今季初黒星（4勝）を喫した。打者では3打数無安打。エンゼルスは1－3で敗れた。試合後の主な一問一答。

　――好投手・バルデスとの投げ合いはどれくらい楽しみだったか。
　「自分の打席以外はちょっと見ていなかったので、テンポよく投げているなと思っていましたけど。素晴らしい投手なのでなかなかロースコアになるのは分かっていましたし、そこで逆転されてしまったのが、やっぱり負けた要因かなと思います」

　――元同僚、バッテリーも組んだマルドナドのいやらしさを感じたか。
　「投げた位置も悪かったですし、どちらかというと僕の方に責任があるというか、もちろん打った打者、良い打席で良い結果が出てというのはあると思いますけど。やっぱり投げるべきスポットに投げ切れていないかなというのはあると思いますね」

　――3登板連続で複数得点を取られるイニングがある。
　「本塁打になっているので…そこが、前回もそうでしたけど、一番かなと思いますし。先頭をこうやって走者を四球で出しているのがそういうイニングにつながっているので。そこが改善点かなと思います」

　――ベーブ・ルースの通算奪三振501を超えたことについて。
　「奪三振自体は今日はあまり多くなかったですけど、良い球も悪い球もハッキリしていたので、超えられたっていうのはもちろん良いことですし。まだ今年始まったばかりですし、毎登板、毎登板健康な状態で試合に入れるように努めたいなと思います」
　
　――打撃全般について。
　「今日も打てる球は何球かあったと思いますし。素晴らしい投手なので、失投は少ないですけど、今日はその球を打てていなかったかな、単純にそれに尽きるかなと。打撃自体の調子は良くも悪くもないくらいの感じかなと思います」

　――こういう試合で競り負けた後の感情は。悔しいと思うか、すぐ切り替えるか。
　「もちろん向こうの投手が素晴らしかったっていうのもあると思いますけど。失投が何球かあったので、そこで自分自身がそこで打って、チャンスをつくっていれば勝つチャンスがあったと思うので。投球よりは打席でのアプローチが今日に関してはどちらかというと悪かったかなと思います」

　――ツーシームの割合が多かった狙いは。
　「ゲームプランの一つとして、各ゲームどういう風にいこうかなというのは毎回決めていますけど。その内の一つかなと思います」

　――スプリットが少なかった。
　「投げるべきポジションというか、そのカウントであったりとか、雰囲気であったりとか、そこら辺がまず少なかったので。あとは初めて組む捕手なので、あまりその、味方のブロッキングの例えばデータだったりとか…っていうのが分からない状態だったので、あまりリスクのあるボールを選択して多く投げるのが有効かっていうのを天秤にかけて投げている感じですかね」

　――スプリットの少なさは爪の影響があったわけではない。
　「爪はあんまり関係ないですね」

　――初めてバッテリーを組んだ捕手・オーキーの率直な印象は。
　「お互いにやっぱり1回目なので。どうっていうのはお互いに分からないこともあるんですけど。練習もそうですし、登板終わった後もコミュニケーション取りましたし、もちろん捕手の方から見て感じたゲームも意見交換しながら。次により良い投球できるように明日からもあるので、コミュニケーション取りたいなと思っています」

　――初めてバッテリーを組む難しさは。
　「信頼関係が一番じゃないかなと思うので。お互いにそうですけど。捕手も見たことがない球というか、あんまり捕ったことがない投手の球は捕りづらいと思いますし。今後組んでいくかどうかわからないですけど、組んでいくこともあると思うので、しっかりコミュニケーションをとって、今日より次の登板が良くなるようにコミュニケーションを取りたいなと思います」

　――オーキーからどのような意見があったか。
　「初めてなので、捕手の方からあまり行かないようにしたいとは話していたので。別にそこは気にしないで感じたことがあればどんどん言ってほしいと僕の方からは伝えているので。そこは次回以降、もちろんどうなるかわからないですけど。そこじゃないかなと思います」