ツインズ・前田健太 約180キロ打球が左足首に直撃し2回で降板 614日ぶり勝利ならず

[ 2023年4月21日 06:11 ]

ア・リーグ   ツインズーレッドソックス ( 2023年4月20日    ボストン )

レッドソックス戦の2回、左足首に打球が直撃し苦悶の表情を浮かべるツインズ・前田(中央)

 ツインズの前田健太投手(35)が20日(日本時間21日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦に先発したが、2回に打球を左足首付近に受け、降板した。球団は前田の状態について左足の打撲と発表した。

 2回1死二塁で8番・デュランの当たりは強烈なライナーで、前田の左足首付近を直撃。転がったボールを素早く拾って一塁に投げてアウトを取ったが、激痛に堪えられずグラウンドに倒れた。打球速度111・6マイル(約179・6キロ)と鋭すぎる当たり。チームメイトらに助けられながら、ベンチに戻った前田だが、3回のマウンドには上がれず降板となった。

 前田は2回を投げ、1安打1四球1失点。初回にレッドソックスの1番・バードゥーゴに右翼へ先頭打者本塁打を浴び先制点を許したが、2回は四球の走者を暴投で二塁に置きながらも無得点に抑えた。

 右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から591日ぶりの復帰登板となった4月4日(同5日)のマーリンズ戦。打線の援護がなく黒星がついたが、5回0/3を3安打1失点。9奪三振で四死球は0と持ち味の安定感を示した。復帰2戦目となった10日(同11日)のホワイトソックス戦では4失点しながらも、6回を投げ切った。段階を踏んで、確実に状態を上げてきた。

 右肘に張りがあった影響で、当初予定されていた15日(同16日)ヤンキース戦を回避し、中9日で臨んだマウンド。「3度目の正直」とはいかなかず、左足の状態も心配だが、日米通算で156の勝ち星を積み重ねてきた実力者が、次回こそ157個目の白星をつかむ。

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