ドラフト1位候補ENEOS・度会、3安打1打点　フルカウントからの2安打にスカウトも絶賛「天才」

社会人野球関東選抜リーグ前期第3日   ENEOS7―6テイ・エステック （ 2023年4月21日    等々力 ）

＜ENEOS・テイ・エステック＞6回、中前打を放つ度会（撮影・村井　樹）
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　今秋ドラフト1位候補のENEOSの度会隆輝外野手（20）が「2番・DH」で出場し、5打数3安打1打点と打線をけん引した。チームも6点差を逆転してサヨナラ勝ちを決め、「振り込んできた結果、パワーもミート力も付いてきている。チームとしてもプラスになる勝ちになった」と、笑みを浮かべた。

　格の違いを見せつけた。第1打席こそ二飛に打ち取られたが、第2打席以降は3安打で猛打賞。特に第2、3打席はともにフルカウントから中前に強烈な安打を放ち、「一振りで仕留められたのは良かった」と度会。落ちる球を頭に入れながら、直球を完璧に捉えており、ネット裏で視察した日本ハムの坂本晃一スカウトも「素晴らしい。天才。同じセンター前でも価値が違う」と大絶賛した。

　優勝したJABA四国大会では決勝の明治安田生命戦で本塁打を放つなど、好調な滑り出しを見せている今季の度会。チームはすでに都市対抗と日本選手権の出場権を獲得しており、「まずは都市対抗2連覇に向けてしっかりやっていきたい」と力を込めた。
（村井　樹）