広島・栗林 1失点も6セーブ目 マウンドで新井監督に鼓舞され奮起「いい意味で開き直れた」

[ 2023年4月21日 05:05 ]

セ・リーグ   広島7―5阪神 ( 2023年4月20日    甲子園 )

<神・広>最後の打者を打ち取り笑顔の栗林(撮影・大森 寛明)
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 広島の守護神・栗林が苦しみながらも6セーブ目を挙げた。

「もう、今日はセーブというよりも、チームが勝てて良かったです」

 3点リードの9回に登板。先頭・中野に許した中前打を中堅・秋山が後逸して無死三塁のピンチを招くと、続くノイジーに右前適時打を浴びた。続く大山にも左前打を打たれて無死一、二塁。1点リードを守り切れずサヨナラ負けした18日の悪夢が頭をよぎりかけたが…ここで新井監督がマウンドへ。「おまえで打たれたら本望だから思い切って投げろ」と鼓舞され、「いい意味で開き直れた」と後続を断った。

 指揮官の言葉に加えて田中の激励、西川、秋山の献身的守備にも力をえた。広島の絶対守護神は「先輩たちに助けられたので、ピッチングでなんとか恩返ししたい」と次戦以降へ決意を新たにした。

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2023年4月21日のニュース