無傷の3連勝!メッツ・千賀滉大は5回4失点と苦しむも打線に助けられ白星 3勝目はリーグトップタイ

[ 2023年4月21日 13:22 ]

ナ・リーグ   メッツ9-4ジャイアンツ ( 2023年4月20日    オラクル・パーク )

ジャイアンツ戦に先発した千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が20日(日本時間21日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に先発し、5回4失点と粘投し3勝目。メジャーデビュー3連勝を飾った。3勝目はナ・リーグトップタイとなった。

 初回、先頭・ウェードを四球で歩かせたものの続くエストラダは中飛。メジャー通算136本塁打のコンフォートを“ゴーストフォーク”で空振り三振に仕留めた。2死からデービスの中前打で一、二塁とピンチを招いたが、ヤフトレムスキーを一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 2~4回は好投を続けていたが、前回同様、またしても5回に落とし穴が待っていた。5点リードで迎えたが、先頭・サボルに中越えソロを浴びると、1死からはウェードにもソロを被弾。さらにエストラダ、コンフォートに連続四球でピンチを広げた。デービスを空振り三振に仕留め、2死までこぎ着けたが、ヤストレムスキーに中前適時打を浴び2点差に迫られると2死一、三塁からは暴投で5-4と1点差に。それでもフローレスを二飛に打ち取り、なんとかリードを死守。6回からは救援陣に後を託し、5回4失点でマウンドを降りた。

 苦しんだ先発右腕を助けたのが強力打線だった。4回に2本の2ランなどで5点を奪うと、1点差に迫られた直後の6回はマクニールのソロ。7回にも3点を加えるなど大量9点を奪い、ジャイアンツを突き放した。

 千賀はメジャー初登板となった2日(同3日)のマーリンズ戦で5回1/3を3安打1失点で、メジャー初勝利を記録。中5日で臨んだ8日(同9日)のマーリンズ戦では6回3安打1失点で初めてのクオリティスタート(QS)を記録し、2勝目を手にした。14日(同15日)のアスレチックス戦は4回2/3を投げ、7安打4失点。毎回の7三振を奪いながらも、4四球を出すなど制球に苦しみ、勝利投手の権利まであと1人の場面で交代。自身に勝敗は付かず開幕からの3戦3勝を逃した。

 メジャーデビューから3連勝は前田健太(2016年)以来となる。

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