阪神・佐藤輝 沈黙の無安打 岡田監督も苦言「5、6でどっちが打たなあかんねん、普通に考えて」

[ 2023年4月21日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―7広島 ( 2023年4月20日    甲子園 )

<神・広>9回、佐藤輝は左飛に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 5番が完全に沈黙した。前夜は3月31日の開幕戦以来、今季2度目の2安打を記録。復調気配を漂わせていた阪神・佐藤輝が一転、4打数無安打1三振と精彩を欠いた。

 「(調子が)上がってこんものもおるけどな。あそこ(2回)も、最後(9回)もそうやけどな。ボール球をやっぱり(振ってしまう)。パッと途切れてしまう。5(番)、6(番)でどっちが打たなあかんねん、普通に考えて」

 岡田監督は厳しい言葉で並べた。初回1死一、二塁こそ8球粘った末に四球を選び、続く井上の適時打を誘発したものの、2点優勢で迎えた2回1死満塁での第2打席はカウント1―2から空振り三振。見逃せばボール球となる内角高めの直球に手を出した。2点差に迫った9回無死一、二塁の打席では平凡な左飛。完全なボール球となる高めの直球に再び体が反応した。

 「打てていないので、またあす(21日)から頑張りたい」

 背番号8は必死に前を向きながらも結果が伴わない苦しい状況が続いている。試合前の時点で・191だった打率は、・176へと逆戻りした。ポイントゲッターとしての役割を担いながらも16試合でわずか2打点。なかなか本領発揮のきっかけをつかめない。チームの命運を握る存在の5番打者。今季初対決となる21日からの中日戦で気分を一新し、何とか息を吹き返したい。(八木 勇磨)

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2023年4月21日のニュース