落合博満氏が明かした谷繁監督シーズン途中休養の舞台裏 「オーナーに呼び出されて…慌てましたよ」

[ 2023年4月21日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が21日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。13年オフに就任し、17年1月まで務めた中日ゼネラルマネジャー(GM)時代について語った。

 2013年10月にGM就任が発表されたと同時に、谷繁元信氏の兼任監督就任も発表された。スタッフから「将来的にどういう部分を谷繁選手の良さだと認められたんですか?」と問われると「色んな経験したから、それを監督になった時に活かせるだろうなっていうのが第一。ところが、実際問題そうではなかったっていうだけのことであってね。まぁ、時期尚早だったっていうことなんだろうとは思う。もうちょっと野球を勉強する時間が必要だったのかなとは思うけどね」と語った。谷繁監督は14年は4位、15年は5位で、16年はシーズン途中の8月に休養、チームは6位に終わった。

 兼任が2年終わって、監督専任となった2016年。成績がふるわず、8月9日に休養が発表された。「(白井文吾)オーナーからの呼び出しでね、“おまえ、今の現状どう思う?”っていうことで、オーナーが“今にでも辞めさせろ”っていうような…」と明かした。

 突然のオーナー指令に「慌てましたよ。“えっ、辞めさせるって今ですか?”って言ったら、“今すぐだ”って言うんだもん」と語った。落合氏は「いや、それはちょっと待ってくださいよ。今年1年だけでも終わらせて、それで代えるっていうんだったら分かるけども、今すぐっていうのはちょっとマズいんじゃないですか?」とオーナーに意見したそうだが「それでもオーナーは頑として言うことを聞かなかった。鶴の一声」と語った。

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