ロッテ朗希が開幕20イニング連続無失点で3連勝!今季まだ長打許さず 10勝到達、首位ソフトBに0差

[ 2023年4月21日 20:53 ]

パ・リーグ   ロッテ3-2ソフトバンク ( 2023年4月21日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>7回を投げ終えた佐々木朗(中央)はベンチ前でナインを迎える(撮影・島崎忠彦)
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 ロッテが西武に続き10勝に到達。首位ソフトバンクとのゲーム差を0とした。佐々木朗希投手(21)が21日、ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で今季3度目の先発。初回から163キロを連発するなど160キロ台の直球と140キロ後半フォークで毎回の8三振を奪う快投を見せた。7回には公式戦自己最速タイとなる164キロをマーク。開幕から20イニング無失点となる7回88球3安打で今季無傷の3勝目を挙げた。

 貫禄漂う快投だった。初回2死無走者で迎えた3番・柳田に対して初球に声を上げながら163キロの直球を連発。最終的に右前に運ばれるも、あまりのボールの勢いに打席の柳田も笑顔を見せた。2回は10球で3者凡退。3回に中村晃に左前打を打たれ、今季初めて1試合で複数安打を打たれたものの得点は与えず。6回まで81球を投げ無失点の快投を続けた。

 相手先発右腕の武田に3回まで1安打に抑えられていた打線は4回、先頭の4番・山口は二飛に倒れたものの、続く5番・安田が粘って右前打。角中が左飛に倒れ2死一塁となって打席に立った小川が遊撃内野安打でつなぐと、8番・佐藤都が武田が投じた2球目の高め直球をうまく捉え、左中間を破る三塁打。ベンチ前で佐々木朗が声を上げながら“回れ回れ!”とばかりに手をぐるぐると回す間に一気に2人が生還した。勢いに乗って平沢にも右前適時打が飛び出し、この回3点を奪った。

 佐々木朗は7回。この日最速で公式戦自己最速タイとなる164キロの直球で先頭の4番・栗原を空振り三振に仕留め、毎回の8奪三振。続く牧原に3安打目となる中前打を許したものの、今宮を併殺に打ち取り88球で7回を投げ切った。8回に2番手・ペルドモが1点を失ったものの、最後は益田が1失点とヒヤ汗ながら締め、チームは今季10勝到達。首位ソフトバンクを捉えた。

 日本選手最速は165キロで日本ハム時代の大谷翔平が2016年10月16日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦ソフトバンク戦(札幌ドーム)、佐々木朗希自身が3月4日の侍ジャパン壮行試合・中日戦(バンテリンドーム)で計測している。また、この日打たれた安打は全て単打で、今季3試合20イニングを投げ、まだ長打を1本も打たれていない。

 ▼佐藤都 皆がつないでくれたので、死ぬ気で打ちにいきました。

 ▼平沢 都志也が打ってくれたので楽に打席に入れました。甘い球が来たので、打ちにいった結果ヒットになって良かったです。

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