【センバツ】沖縄尚学の東恩納4回1安打の好救援も実らず「相手が1枚上手だった」

[ 2023年3月28日 17:17 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   東海大菅生1―0沖縄尚学 ( 2023年3月28日    甲子園 )

<第95回選抜高校野球大会 第9日 沖縄尚学・東海大菅生> 8回、帽子を飛ばしながら力投する沖縄尚学・東恩納 (撮影・須田 麻祐子)
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 沖縄尚学のエース、東恩納蒼投手(3年)は5回からリリーフで登板。4回1安打無失点の力投を見せた。

 「まずは点数を取られないことを第一に、攻撃に流れを持って来るピッチングをしたいなという気持ちでマウンドに立ちました」

 多少疲れはあったが、マウンドに立つと吹き飛んだという。直球や切れのいいスライダーなどを駆使して5回、6回、7回はパーフェクト投球。チームの反撃を待った。

 8回は先頭に安打を許し、味方の悪送球もあって無死二塁のピンチを招いた。2死三塁の場面では1番の沼沢に帽子が飛ぶほど腕を振って投げ込んだ。沼沢には四球を与えたが、後続を斬った。「イニングが短い分、一人、一人に全力投球ができたんじゃないかなと思います。リリーフとしてはいい働きが出来たのかなと思います」と自身の投球に納得の表情を浮かべた。

 相手先発の日当直喜(3年)は味方の3失策もありながら、ピンチをしのいで完封。「「けっこうチャンスが何回か流れが来る場面があったんですけど。その中でも相手の投手が落ち着いて勝負していた。相手が1枚上手だったと思います」と敗戦を受け入れた。

 今大会は1回戦の大垣日大戦で9回3失点で完投。2回戦のクラーク国際戦は9回1失点でともに完投。「ピンチの場面で何回は切ることができた。ピンチに強くなったのかなと思います」と収穫を挙げた。最後の夏に向けて「無失点で切り抜けて、バッター陣を援護できるピッチングをしたい。もっと自分の真っすぐを良くしたい」と誓った。パワーアップしての聖地帰還を誓った。

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2023年3月28日のニュース