【センバツ】沖縄尚学の6回のスクイズ失敗で併殺場面に二走の仲田「自分が玉那覇に声をかけていれば」

[ 2023年3月28日 15:26 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   東海大菅生1―0沖縄尚学 ( 2023年3月28日    甲子園 )

<東海大菅生・沖縄尚学> 6回(沖)無死二、三塁、挟殺プレーで三塁ベース上の二塁走者・仲田(左)に先にタッチする北島(撮影・大森 寛明)
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 沖縄尚学の4番、仲田侑仁内野手(3年)が6回の走塁の場面を振り返った。

 1点を追う6回は玉那覇世生外野手(3年)の安打、仲田の三塁線を破る二塁打で1死二、三塁と同点、勝ち越しのチャンスを作った。5番の大城龍紀外野手(3年)は初球でスクイズを狙ったが空振り。

 飛び出していた三塁走者の玉那覇が三本間で挟まれるランダウンプレーが発生した。プレーが進むと玉那覇は三塁に戻り、進塁した二塁走者の仲田も三塁上に位置した。1つの塁に2人の走者が留まる状態となり、東海大菅生の北島蒼大捕手(3年)は2人にタッチ。本来は三塁走者が「セーフ」で二塁走者が「アウト」となるケース。三塁塁審は二塁走者をアウトとしたが、勘違いした三塁走者の玉那覇は塁を離れてタッチされてアウト。痛恨のダブルプレーになった。仲田は「自分は審判に言われるまではずっと塁にいとこうと思って。自分が玉那覇に声をかけていればと後悔しています」と悔やんだ。

 5回無死満塁など5回以降は相手の失策などもあり毎回チャンスをつくったが、あと一本が出ず最後までホームが遠かった。仲田は「自分たちがチャンスをうまく生かすことができなくて。早く点を取りたい焦りが出たのかなと思います。いつも通りのプレーができなかったと思います」と肩を落とした。

 今大会の仲田は1回戦の大垣日大戦で満塁ホームランを放つなど、12打数5安打4打点、打率・455と4番の役割を存分に果たした。「チャンスで打つことはできていたんですけど、先頭打者だったりチームに流れを持ってこれるようなバッティングはあまりできないなかったので。夏は絶対に戻ってきて、チームに流れを持って来るようなバッティングができたらと思います」と2季連続出場への思いを語って甲子園を後にした。

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2023年3月28日のニュース