真鍋を「ボンズ」と呼ぶ広陵・高尾　先輩にタメ口の“生意気キャラ”が愛される理由

第95回選抜高校野球大会第8日・3回戦   広陵3―2海星 （ 2023年3月27日    甲子園 ）

＜広陵・海星＞海星に完投勝利し、安堵の表情を浮かべる広陵・高尾（左）（撮影・平嶋　理子）
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　【記者フリートーク】広陵・高尾の強心臓は、マウンドを降りても変わらない。1学年先輩・真鍋のことは「ボンズ」と呼ぶ。先輩とタメ口で会話し、「おまえが敬語を使ったら気持ち悪いわ」と言わせるまでに“生意気キャラ”を確立した。

　私生活の立ち居振る舞いに厳しい中井哲之監督にとって、先輩への無礼はご法度。だから指揮官が近くにいるときは敬語で話す…のではなく「小声で話せば大丈夫」とニヤリ。「タメ口で話しているのを（中井）先生は知らないはずです」と明かしてしまう愛嬌（あいきょう）が、先輩から愛されるゆえんだ。

　ただし。「僕は厳しいですから」と言う小林隼翔主将にだけは敬語を使う。そんな臨機応変ぶりも、高尾の持ち味かもしれない。（アマチュア野球担当・河合　洋介）