オリ“秘密兵器”山下舜平大は「バケモノですよ」と能見篤史氏が断言 育成プログラムも明かす

[ 2023年3月28日 18:43 ]

オリックスの開幕投手は誰だ?有力候補の一人・山下舜平大

 昨季限りで現役を引退した元阪神、オリックス投手の能見篤史氏(43)が25日に放送されたBS日テレ「プロ野球開幕直前!どっちの解説SHOW」(後7・00)に出演。昨季まで在籍したオリックスの“秘密兵器”山下舜平大投手(20)について、その凄さと球団でプログラム化された育成法を明かした。

 能見氏、前巨人監督の高橋由伸氏(47)、中日と巨人で内野手として活躍し、巨人や侍ジャパンでコーチを務めた経験もある井端弘和氏(47)というレジェンド3人が開幕直前となった今季のプロ野球を徹底解説した同番組。番組側が示したテーマに3人がまず「YES」「NO」の札を挙げ、そこから“忖度なし”のトークを繰り広げた。

 そのなかで「王者オリックス 2年連続日本一はある!」に「YES」の札を上げた能見氏。2020年ドラフト1位入団で、プロ3年目でデビューが期待される山下について聞かれると「バケモノですよ」といきなり断言した。

 そして、「僕、キャッチボール一緒にしたことあるんですよ。まだファームのころに。あのね、とんでもないですよ。ズシッ!ってくるような重さなんですよ。怖いんですよ、受けてて。遠くなんですけど、20、30メートルとかぐらいまでなんですけど、それでもやっぱり怖いんですよ。何とか平然と捕るんですけど」と続けた。

 山下についてはその育成法が球団内で「プログラム化されてて」といい、「入ってきた時から無理させない、ケガさせない、体もできていないので段階的に順序を追ってって何年後かにちゃんと」とオリックスで投手コーチ兼任でもあった能見氏は説明。さらに「もともとファームでも真っすぐとカーブしか投げさせないようにしてたんです。だからファームの防御率ってあんまり良くないんですよ。2種類しか使えないんで。まずその2種類を基準にして、フォークを最近覚えているんで」としたうえで「今年は投げますよ。(中6日という平均的な)ローテでは回ることは多分ないと思うんですよ。だから中10日とか、うまく谷間に」と続けた。

 これに「噂がきましたね、凄いボール投げるらしいぞっていう」とした高橋氏が「で、(実際に投球を)見て。スッゲーな…と思って」と感嘆すると、井端氏も「ドラゴンズの高橋宏斗投手も3年目で。2人、やっぱ強いなっていう。こういうのがセ・パ、球界を代表する速球派がね、同い年でいるっていうのは楽しみだなと思いますね」と侍ジャパン最年少メンバーとして第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも登板した中日・高橋宏斗投手(20)も引き合いに出して大きな期待を寄せていた。

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2023年3月28日のニュース