23年オフ、大谷に次ぐFA市場の目玉候補マチャドが、パドレスと10年の契約延長の可能性

[ 2023年2月9日 08:55 ]

パドレス・マチャド(AP)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が、8日(日本時間9日)、開幕までにパドレスとマニー・マチャド(30)が巨額の契約延長で合意する可能性について報じている。マチャドは長期契約を結んでおり、まだ6年総額1億8千万ドル(約236億円)も残っているが、23年オフにオプトアウトすることができ、FA市場に出れば大谷翔平につぐ目玉になると見られている。

 ローゼンタール記者は、10年総額3億ドル(約394億円)以上の契約もありうると予測している。根拠はまずは桁外れの資金力を持つメッツのスティーブ・コーエンオーナーの存在。23年のオフに大谷を獲得できなければ、代替え案としてマチャド獲得に動くと見られている。他、ヤンキース、カブス、ジャイアンツなども打てて守れる三塁手を必要としている。パドレスは、こういったビッグマーケット球団とは戦いたくないから、今のうちに引き留めておきたい。

 パドレスには他にもスーパースターのフアン・ソト外野手(24)がいて、長期の契約延長を結びたいと願っている。しかしながら昨年、ソトはナショナルズからの15年総額4億4千万ドル(約578億円)の申し出を断っており、簡単ではない。FAまであと2年あるが、スコット・ボラス代理人は通常大物選手をFA市場に出すことを好み、延長には応じたがらない。ソトを失うことを考えると、マチャドはキープしておきたい。

 オーナーのピーター・サイドラーはスモールマーケット球団ながら、積極的にトップ選手に大金を投資し、スターパワーで昨季は大リーグ5位の299万人を動員し、ナ・リーグ優勝決定シリーズに進出した。おかげで23年のシーズンチケットの売り上げも好調で先日のファンフェスタも大盛況だった。今後も積極的な経営を続ける姿勢だ。

 マチャドのダン・ロザーノ代理人は、22年にMVP投票で2位になったマチャドをぜひFA市場に出したいだろう。しかしながら1年待つリスクも考慮しないといけない。マチャドは既に30代で、もし23年シーズンに不振に陥れば価値は下がるかもしれない。マチャド本人も天候が最高で、ファンも温かいサンディエゴでの生活を気に入っているし、家も建てた。チームリーダーとして敬意を払われる存在でもある。パドレスが十分な金額(10年総額3億ドル以上)を提示すれば、サインするのではないかとローゼンタール記者は予測している。

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2023年2月9日のニュース