ソフトB・王会長　若鷹に熱血指導「速い球を打つのが仕事なんだから」

B組の練習を見守る王会長（撮影・岡田　丈靖）
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　ソフトバンクの王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー（82）が若手に熱血指導を行った。B組の練習場まで足を運び、武田や風間らが登板したフリー打撃を視察。直球に対応できない打者が多いのを見ると、身ぶり手ぶりを交えて約5分、熱弁をふるった。

　王会長は「練習が彼らの仕事じゃない。あの速い球を打つのが仕事なんだから。そういうバッティングをしていかないと」と語気を強めた。投本間に線を引き、それより前で判断して振り出すよう指導。直球への対応が良くなったか確認するために通常のフリー打撃も視察し、グラウンドに立ち続けること約3時間。疲れを問われると「大丈夫だよ」と返した。

　宮崎入りした1月31日には市内の宿舎ホテルで「勝負ということを常に意識して取り組んでほしい」と選手に訓示を述べた。この日は「（バットと球の）芯と芯を結ぶのがバッターにとっては一番大事」など持論を展開。「バッティングというのは楽しくなくちゃ。打って、乗っていって楽しいものじゃなきゃ」と奮起を期待しながら熱く語り続けた。（森　寛一）