佐々岡真司氏 広島ドラ1・斉藤にはスケールの大きさを感じた。楽しみな素材には違いない

[ 2023年2月9日 05:00 ]

ブルペンでの投球を終えた斉藤(右)と会話する佐々岡氏(撮影・奥 調)
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 【佐々岡真司 CHECK!】広島・斉藤の投球練習を捕手の後ろで見た。振りかぶってダイナミックなフォームから力強い球を投げていた。まだ捕手を立たせての投球でも、しっかりと指にかかったボールはスピンも利き、本格的な、スケールの大きさを感じたのが第一印象だ。

 斉藤は「中指にかかりやすいのでアウトコースはカットボール気味になりやすい」と話していた。ボールの力が弱まっているわけではないので気にすることはないし、真っスラを武器にする投手だっているくらいだ。

 新井監督や松田オーナーらが見ている前なのでさすがに緊張して制球にはバラツキはあったが、「楽しかったです」と振り返っていたのには驚いた。話をしても、本を読むなど野球のことも、野球以外のこともよく勉強をして、しっかりした印象を受ける。身長もあるし(1メートル89)全体的なバランス(91キロ)も良く、気持ちも体も、とても18歳には思えないくらい。体が出来上がっていけば、どんな投手になるのか、楽しみな素材には違いない。(スポニチ本紙評論家)

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2023年2月9日のニュース