ソフトバンク・栗原「サード一本」 決意の1軍秋季練習合流「自分が守るんだという気持ち常に」

[ 2022年10月31日 05:00 ]

<ソフトバンク>打撃練習を行う栗原(撮影・中村 達也)
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 左膝前十字じん帯断裂などでリハビリが続いていた栗原が30日、ペイペイドームの1軍秋季練習に合流した。来季は本格的に三塁手に挑戦する意向を示し、決意を語った。

 「今は他のポジションを考えていないのでサード一本でと思っている。言い訳をすることなく、自分が守るんだという気持ちは常に持ちながらやりたい」

 本来は捕手で昨季は主に外野を守った。藤本監督は「基本動作とかは問題なくできる」と評価した一方で、「全部が競争。リチャード、野村大、ガルビス…。(候補は)7~8人はいる。レギュラー白紙で横一線でやろうということ」と激戦区になる三塁手争いでアピール合戦を心待ちにした。

 副主将に就任し、宮崎秋季キャンプにも参加する栗原。頭にあるのは今季限りで退団した松田の姿だ。「(三塁は)投手も近いしチームを見ながら、試合を引っ張ってけるような選手になりたい。松田さんがやっていた三塁を少しでもカバーできるように」と声や姿勢でもナインを鼓舞する覚悟だ。

 4月に手術し「100%ではないが、このグラウンドに戻ってこられたのはうれしい。緊張しました」と笑顔が戻ってきた。フリー打撃では59スイング中14本の柵越え。上半身の筋力アップで飛距離はアップ。今季戦線離脱した悔しさを胸に“ホットコーナー”争いに挑む。(福井 亮太)

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2022年10月31日のニュース