WS第3戦フ軍先発は元大谷同僚の右腕シンダーガード 「タンクの中身を空っぽにするくらい頑張りたい」

[ 2022年10月31日 18:36 ]

シンダーガード(AP)
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 大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)は31日(日本時間1日午前9時3分開始)の第3戦から、フィリーズの本拠地フィラデルフィアに舞台を移す。ロブ・トムソン監督と第3戦に先発するフィリーズの右腕シンダーガードがオンライン会見に臨んだ。

 メッツで新人だった2015年に先発して以来、7年ぶりのWS登板となるシンダーガードは「すごく昔のように思える。当時はナイーブな新人だった。今は、ただ投げるだけではなく、投手として成長できていると思う。1球、1球、1打席、1打席に集中してチームのために投げたい」と話した。

 第3戦先発は、第2戦の試合前に告げられたという。トムソン監督は「大柄で強靱(きょうじん)な選手だし、これはWS。良い感じで、シャープに投げ続けられていれば、もっと投げてもらう」と期待を込めた。今季、大谷が所属するエンゼルスからトレードで加入したシンダーガードも「チームが投げさせてくれるだけ投げたい。タンクの中身を空っぽにするくらい頑張りたい」と語った。

 フ軍はこのポストシーズンで本拠地シチズンズバンク・パークでは5勝0敗、得失点でも35対15と地の利を生かしている。シンダーガードは「ここのファンは1球目から最後まで熱心に応援してくれる。この環境が力を貸してくれている。明日はフィラデルフィアの情熱的なファンに恩返ししたい」と力を込めた。(フィラデルフィア・奥田秀樹通信員)

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2022年10月31日のニュース