阪神ドラ4・茨木 ドラ2・門別と高卒道産子コンビで切磋琢磨や「マウンドに上がれるのは1人。負けずに」

[ 2022年10月31日 14:12 ]

阪神からドラフト4位で指名された帝京長岡高・茨木秀俊投手(中)と元日本ハムで現帝京長岡監督の芝草宇宙監督(右)
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 阪神からドラフト4位で指名された帝京長岡高の茨木秀俊投手(18)が31日、同校で阪神の畑山統括スカウト、筒井スカウトから指名あいさつを受けた。

 北海道・札幌市出身ながら、元日本ハム・芝草宇宙監督に誘われて帝京長岡に進学。同校初のドラフト指名選手となった最速147キロ右腕は「6月に1週間で1000球投げ込みをしたのもとても大きいですし、やっぱり芝草監督の指導があったからこそああいうピッチング(今夏に同校史上初の県大会準優勝に貢献)ができた。勝てる投手を目指しているので、最終的には最多勝をとりたいと思います」と将来の目標を思い描いた。

 阪神ではドラフト2位・門別(東海大札幌)も同じ北海道・日高町出身。「何も知らない場所に行くことになるので、地元が一緒なのはとても心強い」とうなずきながら、「右と左は違うんですけど、やっぱりマウンドに上がれるのは1人なので。そこは負けずにやっていきたい」とライバル心ものぞかせた。門別も指名あいさつ時に茨木について「右左で2人してエースとなれるように頑張っていこうと。お互いライバルでもあるので意識しながらやっていけたら」と口にしており、新たに猛虎に加わる若き道産子コンビの今後に期待は膨らむ。

《担当スカウトも右肘の使い方を絶賛》
 ○…担当の筒井スカウトは「ここを直したらというのは今のところない。僕個人の好みもありますけど、右肘の使い方は間違いなくいいです。(右肘が)肩のラインより上に上がってくるんですけど、それってやろうと思ってできるものではない。彼は1年生の時からその使い方だった」と評価のポイントを挙げた。「ボールの質はいい。変化球も器用ですけど、そこも1つ2つ磨けば十分結果を残していける力を持っている」と高卒右腕の将来性に期待した。

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2022年10月31日のニュース