11月1日開幕の韓国シリーズは第1戦前に黙祷 チアリーダー活動せず ソウル雑踏事故受けKBOが発表 

[ 2022年10月31日 14:45 ]

花が手向けられた韓国ソウル・梨泰院の事故現場(AP)
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 韓国野球委員会KBOは31日、首都ソウルの繁華街・梨泰院でハロウィーンのために集まった多数の若者らが転倒し、犠牲になった事故を受け、11月1日から始まる「韓国シリーズ」で犠牲者を追悼し、応援も最小限にとどめることを発表した。

 KBOは公式ホームページ上で「ソウル龍山区梨泰院で残念ながら発生した大規模な人命事故の犠牲者の方々を哀悼し、遺族や多くの傷を負った方々を慰めて韓国シリーズを進行することにしました」と報告。第1戦の試合前には全選手と観客で黙祷を行うとした。

 また、韓国政府が11月5日までを国家哀悼期間と定め、犠牲者への弔意を表すと表明していることから、5日に行われる第4戦までは選手、審判が帽子に喪章を付け犠牲者を悼むほか、事前イベントは最小限に抑え、チアリーダーは活動を行わないという。

 その上で、観客が安全に観覧できるようにスタジアムの係員を増員し、スタジアムから退場時の安全を徹底的に管理し、ファウルなど打球による事故予防に万全を期すとした。

 今年の韓国シリーズは、リーグ戦1位のSSGランダースと、プレーオフで勝利した同3位のキウムヒーローズが戦う。

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2022年10月31日のニュース