日本生命 ルーキー池上がV打!出場10大会連続の初戦突破

[ 2022年10月31日 05:00 ]

第47回社会人野球日本選手権大会・第1日1回戦   日本生命7―2JR東海 ( 2022年10月30日    京セラD )

<日本生命・JR東海>2回1死二、三塁、日本生命・池上は先制の2点適時打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 開幕し、1回戦3試合が行われた。38度目の出場となった日本生命は、入社1年目の7番・池上颯内野手(22)が2回に先制2点打を放って打線をけん引し、出場10大会連続で初戦突破した。

 新戦力が台頭した名門・日本生命が、7得点でJR東海を圧倒した。猛攻の口火を切ったのは、立命大から入社1年目の池上だ。
 「高めに目付けしていて、最初のストライクはどんどん振っていこうと思っていた」

 0―0で迎えた2回1死二、三塁。1メートル70と小柄な7番打者は2球目、高めの145キロ直球を中前にはじき返した。今年の都市対抗予選は先発出場なし。夏のオープン戦で打率4割以上の結果を残して三塁の定位置を勝ち取った若武者が、決勝打となる2点打でチームを波に乗せた。

 報徳学園(兵庫)では1学年下の小園(現広島)らとともに17年春の選抜で4強入り。打っては打率・471(17打数8安打)、投げても3試合に救援登板と、投打にチームを引っ張った。大舞台での勝負強さは健在だ。

 池上以外にも、吉高壮―立松由宇の2年目バッテリー、3年目の4番・竹村陸ら若手が躍動。都市対抗出場を逃したため、今年から指揮を執る梶田茂生監督にとっては、うれしい2大大会初勝利。「ようやく一つ目。長かった」と、うなずいた。(惟任 貴信)

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2022年10月31日のニュース