日本ハム・清宮が風読めず落球…直後に決勝被弾 新庄監督「難しくない」チェック怠った準備不足が露呈

[ 2022年8月25日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム4―5オリックス ( 2022年8月24日    帯広 )

<日・オ>5回、中川圭の邪飛を落球する日本ハム・清宮(撮影・高橋茂夫)
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 データ全盛の21世紀の野球。頭に入れるのは、数字だけじゃない。日本ハムは一塁手・清宮の守りのミスが試合の勝敗を分けた。

 勝ち越した直後の5回2死三塁、打者・中川圭。ファウルゾーンへの飛球を追った清宮は、目測を誤り落下点に入れなかった。その時、風は一塁から三塁方向へ。直後、中川圭が決勝の2ラン。新庄監督は「ちっちゃい頃から外でやっているわけだし、プロに入ったから難しくなったっていう風でもない。センスです。(スコアボードの)旗を見れば分かるでしょ」と言った。

 ゴールデングラブ賞10度の指揮官は、現役時代、阪神、メジャーと屋外球場でのプレーが多かった。風のチェックは基本中の基本。日没コールドで引き分けた前日の釧路から、帯広と球場も変わった一戦で、環境のチェックを怠った、清宮の準備不足だった。

 4回にも左翼・近藤と遊撃・上川畑の声の連係がうまくいかず近藤がバンザイする失策から2失点。「風が頭にあれば。(上川畑が)ぽんってよけたら捕りやすい」と新庄監督。今季最多タイの7連敗には原因がある。(東尾 洋樹)

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2022年8月25日のニュース