巨人・原監督 3カードぶり勝ち越しも「一戦必勝は変わりはない」 戸郷好投に「翔征に懸けた」

[ 2022年8月25日 21:25 ]

セ・リーグ   巨人2―1中日 ( 2022年8月25日    東京D )

<巨・中>5回、戸郷のスクイズで生還したポランコ(左から2人目)を出迎える原監督(右)ら(撮影・久冨木 修)    
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 巨人は戸郷の11奪三振力投で中日に競り勝ち、3カードぶり勝ち越し。4年ぶりとなる借金8を阻止して最下位・中日とのゲーム差を再び2・5とした。

 戸郷は初回先頭から6者連続奪三振をマーク。3回先頭の7番・土田も三振に打ち取れば小山正明(阪神)が1956年3月27日の広島戦で達成したプロ野球記録へ66年ぶりに並ぶところだったが、3球目カーブを打たれて投手強襲安打に。「あと1人」で66年ぶりとなるプロ野球タイ記録を逃した。だが、3回無死満塁、6回1死満塁をともに無失点に抑える粘りの投球。5回には自らセーフティースクイズ(記録は安打)も成功させて決勝点を挙げ、勝ち切った。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――先発の戸郷が8回1失点

 「そうですね、まあよく粘ったというかね、いろいろありましたけど、相手に1点しかホームを踏ませなかったというね。それは素晴らしかったと思いますね」

 ――先頭から6者連続三振

 「コンディション的に非常に良かったと思います」

 ――7回にチャンスを迎えた場面でも戸郷には代打を送らなかった

 「そうですね、まあ(戸郷)翔征に懸けたというところですね。僅差(きんさ)というなかでね、何とか彼に白星もね、まあ白黒自分で付けるくらいのね、球数も幸いまだいけたという部分では、そういう選択をしました」

 ――攻撃では相手の高橋宏も素晴らしい投球

 「むしろね、内容というかいろんな意味ではね、戸郷よりも良かったかもしれないけれどもね。そこの部分で、少ないチャンスのなかでね、犠牲フライ、あるいはスクイズという中で点が取れたっていう。まあ、そこがいっぱいいっぱいだったというところがね、非常に手ごわい投手だと思いますね」

 ――若い両先発が素晴らしい投げ合い、ファンもこの先に期待

 「そうですね、本当にバッターもね、大変ですけど、そういう点では非常に今日は見応えのある投手戦だったと思いますね」

 ――戸郷は球数100球以内で降板はほとんどない。スタミナ面の成長は

 「あのう、今日は何ていうか、アウトコースのストレートもシュート回転せずに、いいボールが来ていてね。このところ、調子もいいと思いますよ」

 ――坂本に当たりが出てきた

 「ねえ、少し、らしさが出てきたと思うね」

 ――5回、ポランコの走塁

 「見事でしたね。はい、いい走塁だったと思いますね、はい」

 ――あわよくば三塁走者もという作戦

 「もちろん、もちろん、そうですね」

 ―カード勝ち越し

 「まあね、まだまだ戦いは続く。一戦必勝は変わりはない」

 ――試合前にはマシソンと再会

 「マシソン、久しぶりにね(ニッコリ)。大功労者の一人ですよね。長きに渡り、ファンに愛され、そして、チームに貢献した輝く助っ人ですよ」

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2022年8月25日のニュース