U18高校日本代表に最強ライバル 米代表候補の投手兼遊撃手マーティンは「打者により注力する二刀流」

[ 2022年8月25日 08:00 ]

高校米国代表候補のロマン・マーティン
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 9月9日(日本時間10日)から米フロリダ州で開催される18歳以下のU18ワールドカップに出場する高校日本代表のライバルになるかもしれない。

 去る8月14日。エンゼルススタジアムに高校米国代表候補の3選手がエンゼルスの練習見学に訪れていた。関係者によれば、3人全員が来年のドラフト1巡目指名候補。その中の1人、ロマン・マーティン(17、カリフォルニア州サーバイト高)は最速92マイル(約148キロ)とスライダーが武器の投手と遊撃手の二刀流だった。

 「今大会はフロリダで開催されるから、幸いなことに全てホームゲーム。母国を代表して出場できるのは素晴らしいこと。素晴らしい経験になることは間違いない」。1メートル89、79キロのバランスのいい体格のマーティンは自身について「打者により注力する二刀流」と自己分析。高校通算本塁打は「5、6本」だというが、通算打率・513を誇るアベレージヒッターだという。

 ベンチ前での練習見学中には、ブルペン投球を終えた大谷が目の前を通った。マーティンは「最高だったよ。大きくて存在感があった。二刀流で昨季MVPだからね。存在自体が驚くべきことなんだ」と感激。「野球は常に変化している。(二刀流選手として)確実に自分に励みになる」と文字通り目を輝かせていた。

 大会最大のライバルには日本を挙げた。「間違いなく、日本は強い。いつも勝っている。さまざまなプレースタイル、様々な試合を見ることはとても楽しみにしている」。高校米国代表はグループA、高校日本代表はグループBからスーパーラウンド、そして決勝を目指す。高校通算67本塁打の高松商・浅野翔吾や、近江・山田陽翔、大阪桐蔭・松尾汐恩らにとって、手ごわい相手となりそうだ。(記者コラム・柳原 直之)

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2022年8月25日のニュース