巨人・原監督「戸郷よりも良かったかもしれない」と中日・高橋宏絶賛 戸郷も「意識しながら…」

[ 2022年8月25日 21:51 ]

セ・リーグ   巨人2―1中日 ( 2022年8月25日    東京D )

<巨・中>勝利し、ファンに両手を振る原監督(撮影・久冨木 修)    
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 巨人は戸郷の11奪三振力投で中日に競り勝ち、3カードぶり勝ち越し。4年ぶりとなる借金8を阻止して最下位・中日とのゲーム差を再び2・5とした。

 戸郷は初回先頭から6者連続奪三振をマーク。3回先頭の7番・土田も三振に打ち取れば小山正明(阪神)が1956年3月27日の広島戦で達成したプロ野球記録へ66年ぶりに並ぶところだったが、3球目カーブを打たれて投手強襲安打に。「あと1人」で66年ぶりとなるプロ野球タイ記録を逃した。だが、3回の無死満塁、6回の1死満塁をともに無失点に抑える粘りの投球で8回6安打1失点。5回には自らセーフティースクイズ(記録は安打)も成功させて決勝点を挙げ、勝ち切った。

 試合後、原辰徳監督(64)は戸郷について「よく粘ったというかね、いろいろありましたけど、相手に1点しかホームを踏ませなかったというね。それは素晴らしかったと思いますね」としながらも、巨人打線が7回まで4安打2得点に抑えられた相手先発右腕・高橋宏斗投手(20)について絶賛。

 「むしろね、内容というかいろんな意味ではね、戸郷よりも良かったかもしれないけれどもね。そこの部分で、少ないチャンスのなかでね、犠牲フライ、あるいはスクイズという中で点が取れたっていう。まあ、そこがいっぱいいっぱいだったというところがね、非常に手ごわい投手だと思いますね」とした上で「非常に今日は見応えのある投手戦だったと思いますね」と続けた。

 また、投げ勝った戸郷翔征投手(22)も「とてもいいピッチャーで、若いながらに真っ直ぐも速いですし、奪三振も凄く取っているんで、きょうは意識しながらいい投げ合いができたかなと思います」と話していた。

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2022年8月25日のニュース