巨人・戸郷 8回1失点11K快投で通算30勝目 初回先頭からNPB記録に「あと1」6連続Kも

[ 2022年8月25日 20:54 ]

セ・リーグ   巨人2―1中日 ( 2022年8月25日    東京D )

<巨・中>5回、勝越しのスクイズを決める戸郷(撮影・久冨木 修)    
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 巨人の4年目右腕、戸郷翔征投手(22)が中日戦(東京D)に先発登板。相手打線から11三振を奪って8回6安打1失点と好投し、自身初となる11勝目(6敗)をマークした。戸郷はこれが区切りのプロ通算30勝目。

 戸郷は初回先頭から6者連続奪三振をマーク。3回先頭の7番・土田も三振に打ち取れば小山正明(阪神)が1956年3月27日の広島戦で達成したプロ野球記録へ66年ぶりに並ぶところだったが、3球目カーブを打たれて投手強襲安打に。「あと1人」で66年ぶりとなるプロ野球タイ記録を逃した。

 だが、連打と自らの悪送球で無死満塁のピンチを招いたこの3回も岡林、阿部からともに2打席連続となる三振を奪って無失点。4回には平田、福田もともに2打席連続三振に仕留めて4回で早くも2桁の10奪三振とした。

 1―1で迎えた5回には自らセーフティースクイズ(記録は安打)も決めて勝ち越し。直後の6回には1死から連打と死球で3回に続いて満塁のピンチを招いたが、福田をフォークで3打席連続三振に打ち取るなど、ここも無失点で切り抜けた。

 7回は奪三振はなかったものの3者凡退でピシャリ。2―1のまま迎えたその裏、2死一、二塁でも打席に入って8回も続投した。先頭の溝脇に右前打され、1死後ビシエドに投げた内角低め148キロが四球となって一、二塁とされたが、平田を二ゴロ併殺打に打ち取って得点を許さず。ラスト9回はマウンドを守護神・大勢に譲ったが、大勢が無失点で締めくくった。

 戸郷は前々回登板した10日の中日戦(バンテリンD)で8回5安打1失点と好投し、今季10勝目。昨季まで2年連続9勝に終わり、通算8度目のチャレンジで待望のプロ初2桁勝利をマークした。前回登板した18日のDeNA戦(横浜)では佐野に2本塁打され、8回途中8安打4失点で6敗目を喫している。

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