男だよ!松山 広島の連敗「6」で止める延長10回勝ち越し打 村上に2度の申告敬遠も実る

[ 2022年8月25日 21:45 ]

セ・リーグ   広島3-2ヤクルト ( 2022年8月25日    神宮 )

<ヤ・広>延長10回、適時二塁打を放ちガッツポーズの代打・松山(撮影・島崎忠彦)
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 広島は25日のヤクルト戦で勝利し、連敗を「6」でストップ。負ければ今季ワーストタイとなる7連敗で、借金も今季最多を更新する9までふくらむ目前だったが、延長10回に勝ち越した。

 立役者は松山だ。会沢の犠打失敗で流れを失ったかに思われたが、直後に矢野が右前打を放つと、代打・松山が、ヤクルト・梅野から左中間への適時二塁打を放ち、二塁ベース上でガッツポーズした。

 試合は初回に西川が先制適時打。4回には会沢の適時打で追加点を挙げてリードを広げたが、ヤクルト打線につかまった。5回に投手・高橋に適時打を許し、さらに7回には代打・青木の同点適時打を許す流れの悪い展開だったが、松山が全てを吹き飛ばす一打となった。

 この日は6回、8回と2度の勝負所で、村上を申告敬遠。そんな意地も勝利に結びつけた。延長10回は守護神・栗林が見事に空振り三振。最後は2死満塁と、逆転サヨナラ負けの危機を背負ったが、長岡を右飛にしとめて、ヒヤヒヤながらも何とか試合を完了させた。

 先発陣は大瀬良、床田、アンダーソンを不振や故障で欠き、加えてコロナ禍で秋山、菊池涼など主力野手も複数離脱する苦境。浮上の雰囲気がなかなか出てこない中で、ベテランがチームを勇気づける一打となった。

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