西武 首位攻防戦2連勝で50勝一番乗り! 与座がプロ初完投を112球の無四球完封で飾り8勝目

[ 2022年7月30日 17:17 ]

パ・リーグ   西武6―0ソフトバンク ( 2022年7月30日    ペイペイD )

<ソ・西>プロ初完封の与座は捕手・森(左)と笑顔でタッチを交わす(撮影・岡田 丈靖)
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 首位に浮上した西武は30日、ソフトバンクに6―0で快勝。後半戦最初の首位攻防戦で2連勝を飾り、リーグ戦50勝一番乗り。2位ソフトバンクとのゲーム差を1・5に広げた。先発の与座海人投手(26)はプロ初完投を112球の無四球完封で飾り、チームトップの8勝目。今季12球団で唯一完投のなかった西武先発陣の「完投&完封一番乗り」を果たした。

 打線は初回、主砲・山川が前日の勢いそのままに1死一、三塁から右翼フェンス直撃の適時打。続く呉念庭(ウーネンティン)にも左前適時打が飛び出し2点を先制。2回には2死一、三塁から源田が左中間を破る走者一掃の適時打二塁打を放ち2点を追加。ソフトバンク先発の大関を3回途中で降板へと追い込んだ。

 勢いに乗る打線は4回にも2点を追加。2死三塁から森が右中間への適時二塁打を放つと、続く山川が右前適時打。山川は26日のオールスター第1戦で全セ先発の青柳(阪神)から、打球速度180キロをマークする豪快な本塁打を放ち、昨日の試合では3安打1本塁打4打点と活躍し「(青柳からの本塁打の)感じがすごい良かった。その感覚のままリーグに入れた。この感覚を忘れずにいけたら」とコメント。その言葉通り、この日も2安打2打点と好調をアピールした。

 先発の与座は初回、川瀬と柳田に連打され1死一、三塁とされるもデスパイネを二ゴロ併殺打に打ち取り無失点。5回にも2死から中村晃、代打・谷川原に連打され得点圏に走者を背負うも周東を左飛に打ち取り、スコアボードにゼロを並べた。

 6回にはこの日初めての先頭打者の出塁を許すも、続く柳田をニゴロ併殺打に封じ無失点。8回は2死から代打・野村勇に三塁打を打たれたが、川瀬を中飛に打ち取ると右手でグラブを軽くポンッと叩き喜んだ。

 与座はプロ最長となる9回も3者凡退に封じ8勝目。9回、打者32人に対し112球、被安打7、奪三振5、無四球という内容でプロ初の完投を初の完封勝利で飾った。

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