日本ハム・宮西 15年連続50試合登板は「諦めてます」 2カ月ぶり1軍復帰戦でホールド

[ 2022年7月30日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2―1楽天 ( 2022年7月29日    楽天生命 )

<楽・日>7回途中に降板した宮西は気合のガッツポーズ(撮影・西川祐介)
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 日本ハム・宮西が後半戦スタートから1軍に帰ってきた。新型コロナウイルス陽性選手の代替指名選手として29日に登録され、楽天戦で1点リードの6回2死から登板。島内、茂木、鈴木大の左打者3人を抑え、逃げ切り勝利に貢献して5月24日ヤクルト戦以来のホールドを記録した。

 7回や8回の1イニングを抑える元来の役割とは違う。回をまたいで投げたのは「どれぐらいぶりなんやろう…というぐらい」だったが、仕事場は関係なかった。防御率5・00の不振で、敗戦投手になった5月31日広島戦を最後に2軍へ。2カ月ぶりの復帰戦だった。

 練習中、新庄監督と話した。伝えられた言葉は「テンポ良く、打者が構える前に投げるぐらい、今までにない投球術をやってみてくれ」。15年目のベテランは己にこだわらず、応えた。「あんだけハイペースで投げたから横っ腹が痛いです。しんどかった」と宮西節を吐きつつ、「打者の考える時間をなくすのも一つの手。クイックとかをやっていこうと思っていた中でボスから先に言われた。対応できたのが良かった」と言葉を続けた。

 チーム93試合目で登板数は21。15年連続50試合登板のプロ野球タイ記録への挑戦については「ペース的に厳しい。諦めてます。こだわっていない」と言った。一つずつ結果を出すのみ。その積み重ねで「宮西尚生」を取り戻す。(和田 裕司)

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2022年7月30日のニュース