天国の球友を甲子園へ、愛工大名電が一丸野球で2年連続V 有馬「天国から力をもらいました」

[ 2022年7月30日 21:39 ]

第104回全国高校野球選手権愛知大会決勝   愛工大名電7―4東邦 ( 2022年7月30日    岡崎レッドダイヤモンドスタジアム )

<東邦・愛工大名電>優勝した愛工大名電ナイン(撮影・亀井 直樹)
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 2年連続14度目の夏切符を手にした愛工大名電の三塁側ベンチには、ナインが寄せ書きした背番号13のユニホームが掲げられ、ホワイトボードには「勝ち上がれ 登頂おめでとう」と記されていた。大会前の6月に急性心不全で他界した3年生部員・瀬戸勝登(しょうと)さんの名前にあやかった天国への甲子園出場報告だった。

 倉野光生監督は「大変貴重な戦力を大会前になくした。選手は困難を力に変えてよく戦ってくれた」と接戦を制したチームの結束を強調した。3―3の同点で迎えた8回2死一、二塁から加藤蓮(3年)、大森瑛斗(3年)の連打で勝ち越し。主将でエースの有馬伽久(がく=3年)が9回4失点で完投した。

 有馬は「辛いことがあったが、チームがひとつになって最後まで戦えた。天国から力をもらいました」と瀬戸さんと一緒に戦っての甲子園だと強調していた。

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