大阪桐蔭 史上最強投手陣で3度目連覇へ 同校史上、夏の大阪大会最少失点

[ 2022年7月30日 15:38 ]

第104回全国高校野球選手権大会   大阪桐蔭7-0履正社 ( 2022年7月30日    大阪シティ信金 )

<大阪桐蔭・履正社>優勝を決め、喜びを爆発させる大阪桐蔭ナイン(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

 大阪桐蔭の“史上最強チーム”が危なげなく、大阪の頂点まで駆け上がった。今夏大阪大会を7試合戦い、失った点は3回戦・関大北陽戦の1点のみ。これまでの最少は08年の7試合計2失点だったが、それを下回る失点数だった。

 今大会は背番号「1」を付ける最速148キロ右腕・川原嗣貴(3年)、同150キロ右腕の別所孝亮(3年)、今春選抜大会で2試合に先発した最速146キロの前田悠伍(2年)、大型右腕の南恒誠(2年)、左サイドの小林天太(3年)と5投手が登板。そろって安定感あふれる投球をみせた。この日の決勝戦も前田が8回無失点と好投。最終回を川原で締める盤石のリレーだった。

 過去に春夏連覇を達成したのは2012、18年。藤浪晋太郎(阪神)、沢田圭佑(オリックス)がいた12年は夏の大阪大会8試合で計12失点。準決勝までは4失点だったが、決勝の履正社戦で8点を失った。柿木蓮(日本ハム)、根尾昂(中日)ら好投手を擁した18年も北大阪大会6試合で9失点。こちらも準決勝の履正社戦で4失点した。

 3度目の連覇を狙う今季。単純比較はできないが、数字的には過去2回の連覇時に匹敵する、あるいはそれを超える最強投手陣と言っていい。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月30日のニュース