【大谷と一問一答(3)】打撃は「8割5分くらい構え」 2本塁打に「いいイメージで打席に立っている」

[ 2022年5月10日 16:06 ]

ア・リーグ   エンゼルス11-3レイズ ( 2022年5月9日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ> 7回、6号・満塁ホームランを放つ大谷 (撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は9日(日本時間10日)、本拠地エンゼルススタジアムでのレイズ戦に「3番・DH」で先発出場。第3打席で5号左中間ソロ、第4打席で2打席連発となる6号満塁本塁打を放つなど、4打数3安打5打点とマークした。チームは11-3でレイズを破り、連勝で首位をキープした。

 試合後の一問一答は以下の通り(2から続く)

 ――最初の左投手からのホームラン。あそこにバットを通せるというのは、どこがいいからああいう通し方ができるのか。

 「一番は構えなので。構えがしっかりした方向で力が伝わっていないといい軌道に入っていかないですし、同じように振っていても、最初の構えの時点で間違った方向に進んでいると、いい動きをしてもいい結果につながらないものかなと思うので、一番は構えが大事」

 ――常にそこを意識している。

 「8割5分くらい構えで決まっているくらいの感じでいるので。ピッチングもそうですけど、やっぱりどういうイメージで打席に立っているかが、一番大事」

 ――1打席目のあと、ちょっとホッとした表情にも見えた。本拠地でファンは待っていた。

 「普通は本拠地の方が出るものだと思うんですが、そこが出ないところの何というか、モヤモヤはもちろんあるので。1本出れば、必ず出るものと思っていたが、早めに1本出したいなという気持ちはもちろんありました」

 ――そういう意味で、そのあとの打席は少し楽になったのはあった。

 「そうですね。いい打席がいい結果につながれば、悪い結果になるよりは継続しやすい。いいイメージを持ちやすいかなと思うので、そういう意味ではホッとしたかなと思います」

 ――去年は引っ張った方が打球が飛ぶと話をしていたが、逆方向を戻すことは自分のバロメーターというか原点なのか。去年、ずっと引っ張りでやってきて戻すのは難しかったと思うが、直すことはどうだったのか。

 「去年は、おととしの内側のデータ的な数字が悪かった。最初、内が多かった。それを引っ張っていたという感じなので。今年に関しては、それを踏まえての配球の中で、やっぱり甘い球はしっかりセンター方向に打つ。基本的なことですが。配球に偏りがなくなってきている。そこがやっぱり大事だと思います」

 ―大谷選手にとって、マドン監督の存在は。

 「チームの状態がいいので、その中で打てない選手がいるところで変えたくなったり、打順を落としたくなるところだと思うが、そこを我慢して使ってもらってすごい感謝していますし、早くその期待に応えられるようにという思いはあるので、まだまだ、きょう1本2本打ったからといって、何かすごい変わるわけではないので、これを継続できるように頑張りたい。

 ――4月のテキサスでも1試合2本。それに比べていまは20連戦の最中。先月と今月の違いは。

 もちろん疲れはみんなあると思うし、連戦が多い中、移動も時差もあると思いますし、もう慣れるしかないかなと思うので。前半より後半が疲れるのも当たり前だし、それを言い訳にしないようにしっかりケアしながら、1日1日をより、いい状態で入れるようにしたい。

 ――打撃感覚の違いは。

 「打撃はやっぱり、良くはなっていると思います。あの時はたまたま出た感が強かったですが、今日の2本に関しては、しっかりいいイメージを持って打席に立っているので、そこが違うかなと思います」

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