阪神、広島3連戦は西勇が先陣!今季6戦で5度QSと安定感抜群 盤石中継ぎ陣も投入でセ最強打線封じる

[ 2022年5月10日 05:30 ]

気合の入った表情でキャッチボールを行う西勇(撮影・大森 寛明)
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 10日からの広島3連戦は、西勇が先陣を切る。目下、チーム打率と得点数でリーグトップを走るコイ打線。8日のDeNA戦では21安打17得点と爆発したが、自然体でマウンドに立つ。

 「(意識することは)特にない。別に(気持ちの)変化はないと思います」

 短い言葉に闘志をみなぎらせた。前回登板の3日ヤクルト戦では、8回3失点。今季2敗目を喫したが、5度目のクオリティースタート(QS、6回3失点以下)を達成した。QSに失敗したのは1度だけと安定感は抜群。ともに打率3割を超える西川、坂倉に対しても「それも(意識することは)何も変わらない」と言い切る強さがある。

 打線が開幕から苦境にあえぐその一方で、投手陣は本来の力を発揮しつつある。5月の月間防御率1・73は、ヤクルトに次いでリーグ2位。前日まで14試合連続3失点以下と、好投が続く。金村投手コーチは言う。

 「中継ぎも含めて、かなり形になってきた。(勝利の方程式だけではなく)評価は他のピッチャーも全員評価している。今は登板間隔を詰めたりとか3連投とかもなく、うまくやりくりできている」

 手応えを感じているのは終盤の3イニングを任されるアルカンタラ、湯浅、岩崎だけではない。岩貞が9試合で防御率1・23、浜地が15試合で同1・93という好成績。チームが上昇気流に乗った際でも、同コーチは「そこ(勝ち試合)にはめ込むことはできる」と岩貞、浜地にも信頼を寄せる。投高打低も望むところ。盤石のスタッフが、強みとなる。(石崎 祥平)

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2022年5月10日のニュース