「大谷ルール」実現に尽力したレイズ指揮官 大谷への賛辞「今までに見たことのないもの見ている」

[ 2022年5月10日 09:45 ]

レイズのケビン・キャッシュ監督(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は9日(日本時間10日)、本拠地でのレイズ戦に「3番・DH」で出場する。試合前、レ軍のケビン・キャッシュ監督に今季から採用された「大谷ルール」について聞くと「あの考えは間違いだった」とジョークを交え笑った。

 昨年の球宴でア・リーグ監督を務めたキャッシュ監督は先発投手が降板後にDHとして残れる「大谷ルール」を提案し、実現に尽力した張本人だった。「当時はみんなが野球界にとって本当にいいことだと思ったのではないか。彼は野球界の話題でトップだった。彼はMVPになったし、彼の両方の活躍を見たいと思うファンがたくさんいた。これが許されて良かったと思う」。

 11日(同12日)にはレ軍相手に大谷が先発のマウンドに上がる。「それは我々にとって良くないアイディアだな」と、再び笑った指揮官は「先日ボストンで先発した後のジョー・マドンのコメントを読んだ。リッチ・ヒルも読んだ。彼のいう通りだ。我々は今までに見たことのないものを見ている。5年後にまた見ることになるという人はいない。10年後に見ることになるという人もいないだろう。彼は本当に特別な存在だ」。

 戦う相手への真のレスペクト。知将として知られるキャッシュ監督の大谷への賛辞は惜しみなく続いた。

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2022年5月10日のニュース