楽天・石井監督　球団記録更新の11連勝も謙虚に「しっかりと勝ちに行く姿勢を崩さずにやっていく」

パ・リーグ   楽天7ー0ロッテ （ 2022年5月10日    楽天生命 ）

田中を迎える石井監督（撮影・長久保　豊）
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　楽天は先発の田中将が20年に日本球界復帰後初の完封勝利で今季4勝目。チームは球団記録を更新する11連勝を飾った。この勝利で勝率8割になり、開幕30試合以上消化で勝率8割以上は83年の巨人以来39年ぶり歴代5チーム目、のべ7度目の快挙を達成した。

　石井監督は試合後に田中将の完封勝利について「序盤から落ち着いていつも通り投げてくれて、中盤からはより集中力を上げてたので安定感抜群でした。9回も行ける状況だったら行くってことだったので9回のマウンドに行ってもらいました」と称えた。

　4回まで無得点だったため5回の攻撃前には円陣を組んだ。「今日だけじゃないのでみんなでどういう状況に置かれてもなんとか攻略していくことで今日も苦しい展開でしたけど、その中でディフェンスもしっかりして野手もここというチャンスを活かしてくれたと思います」と振り返った。

　その結果、5回に代打・銀次のショートへの内野適時打が先制点となった。「早い段階から準備しておいてくれと話していました。銀次も心構えもしっかり持てていたし、タイミングも準備も出来ていたのであの場面は行ってほしい場面だったので代打を出しました。当たりは良くなかったですけど彼の役割はしてくれたと思います」と語った。

　チームは11連勝となったが石井監督は謙虚に「結果的な話なのでそこに捉われずに一戦一戦、目の前の試合を大事に戦っている結果が今だと思うので明日もその気持ちは変わらずに目の前の試合をしっかりと勝ちに行く姿勢を崩さずにやっていきます」と明日以降へ意気込んだ。