高知 5回無失点好投&先制打の山下 先輩の阪神・森木も経験ない聖地に「緊張」も「のっていけた」

[ 2022年3月21日 17:25 ]

第94回選抜高校野球大会第3日第3試合 1回戦   高知4-2東洋大姫路 ( 2022年3月21日    甲子園 )

<東洋大姫路・高知>高知先発の山下(撮影・北條 貴史)
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 第94回選抜高校野球大会第3日は21日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第3試合では4年ぶり19回目出場となる高知が東洋大姫路(兵庫)を4―2で下し、9年ぶりの甲子園勝利を飾ってみせた。

 高知は5回、8番・櫛田の中前打、9番・三谷がヒットエンドランで1死一、三塁とチャンスを広げ、1番・山下の左翼線適時二塁打で先制。なおも2死二、三塁では3番・高橋友の右前2点適時打で加点した。6回にも5番・西野の左翼線二塁打から2死三塁とすると、敵失でさらに1点を奪ってみせた。

 投げては先発右腕・山下が5回を投げて2安打無失点と好投を見せた。6回からは2番手として右腕・中嶋が公式戦初登板。8回には1死二、三塁から4番・山根に右翼線適時二塁打を浴び2点を失ったが、後続を断った。9回は右腕・日野が3人で締めた。

 東洋大姫路は1977年選手権、高知は1964年選手権、1975年選抜と全国制覇を経験。オールドファンも喜ぶ「名門対決」を制してみせた。

 好投を見せた山下は「甲子園で勝つことを目標に冬の間取り組んできたので、とても嬉しいです」と声を弾ませた。阪神のドラフト1位右腕・森木大智が先輩にあたるが「森木さんの立ったことのないマウンドに立って緊張したんだけれども、バックからの楽しんでいこうという声といい守りが出てのっていけました」と振り返った。

 打撃でも先制点を叩き出したが「仕掛けどころで相手投手はインコースの真っすぐが来るので、迷わずにそれを狙っていきました。とても力のあるボールで詰まってしまったんですけど、それが良かったです」とはにかんだ。

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