近江・大橋　9回2死から執念の同点打「どうにかして追いつこうと。越えろ、と思った」

第94回選抜高校野球大会第2日第2試合・1回戦   近江6ー2長崎日大 （ 2022年3月20日    甲子園 ）

＜長崎日大・近江＞9回2死一、二塁、近江・大橋は同点となる右前適時打を放つ（撮影・井垣　忠夫）
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　万事休すと思われた状況から意地の踏ん張りだった。1点を追う近江は9回無死一、三塁から川元ひなたの左飛で三塁走者の山田がタッチアップに失敗。痛恨の併殺となった土壇場で大橋大翔が執念の一打を放った。2死一、二塁からの同点打。カウント1―2と追い込まれながら外角の変化球を右前へ。「どうにかして追いつこうと。打った時は無我夢中で（野手の頭を）越えろ、と思った」。捕手としても最後まで山田をリードした女房役が攻守でチームを救った。