中日・木下 開幕5番あるぞ!2戦連続5番で4打点の活躍、立浪監督も「ビシエドの後ろが大事」と示唆

[ 2022年3月21日 05:30 ]

オープン戦   中日4ー2ロッテ ( 2022年3月20日    バンテリンD )

<中・ロ>3回2死一、二塁、木下拓は先制となる左越え3ランホームランを放ち、迎えるナインと笑顔でグータッチ(撮影・椎名 航)
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 中日・木下が球団捕手では50年ぶりの開幕5番を視界に捉えた。3回2死一、二塁で左越えの先制3ラン。1ボールから元同僚ロメロの外角スライダーを完璧に打ち返した。5回2死一、三塁では初球カットボールを左前打。2試合連続の5番出場で全4打点を挙げて勝負強さを示した。

 「追い込まれると、モロいのは自覚しているので、打者有利のカウントでいける準備ができているのかな」

 16日の巨人戦では3番。中日捕手では72年に開幕5番だった木俣達彦以来の中軸出場へ期待が高まり、立浪監督にも「今のメンバーでは勝負強いですし、ビシエドの後ろが大事。(開幕戦の打順は)5番以降ですね」と可能性を示唆された。

 過去の公式戦で中軸は5番で4打数無安打だった20年7月12日の広島戦だけ。充実の今春なら重責にも応えられる。オープン戦10打点は阪神・佐藤輝、巨人・岡本和、日本ハム・万波の11打点に次ぐ数字。打率・344、2本塁打と合わせて“チーム3冠”だ。

 今年から中村紀打撃コーチと同モデルの35インチ(約89センチ)の長尺バットを使用。1インチ長くして長打力アップが狙いだ。「最初はタイミングが取れなかったが、徐々に合ってきた。何番でも自分の打撃は変わらないが、5番だと走者が多くはなるのかな」と思い描いた。(畑野 理之)

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2022年3月21日のニュース