聖光学院・佐山「回を追うごとに楽しんで」93球3失点完投

[ 2022年3月21日 05:30 ]

第94回選抜高校野球大会第2日第3試合・1回戦   聖光学院9-3二松学舎大付 ( 2022年3月20日    甲子園 )

<二松学舎大付・聖光学院>9回2死、聖光学院・佐山は最後の打者を三振に仕留める(撮影・大森 寛明)
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 聖光学院(福島)のエース・佐山未来(3年)は、多彩な変化球を駆使してストライクを先行させた。わずか93球で3失点完投。テンポも良く「回を追うごとに楽しんで投げることができた」と振り返った。

 父・正和さん(43)は宇都宮学園(栃木=現・文星芸大付)で2年夏に甲子園に出場。佐山は「甲子園は見に行く場所じゃなく、自分で立つ場所だ」と教えられてきた。東京神宮リトルシニアに所属していた中学3年の春、全国大会後に甲子園を観戦する機会があったが「自分にも信念、プライドがあった」と監督に直談判して辞退したほどだ。父の言葉を胸に果たした聖地での登板で好投。「父も背中を押してくれていると感じた。次の試合もできることをするだけです」と次戦へ意気込んだ。(秋元 萌佳)

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2022年3月21日のニュース