木更津総合 延長13回サヨナラ 相手の変則シフトに指揮官「戸惑った」も…6年ぶり初戦突破

[ 2022年3月21日 12:12 ]

第94回選抜高校野球大会第3日第1試合 1回戦   木更津総合2-1山梨学院 ( 2022年3月21日    甲子園 )

<木更津総合・山梨学院>8回2死二塁、山梨学院・高橋を三振に仕留め、拳を握り締めて雄叫びを挙げる木更津総合・越井(撮影・北條 貴史)
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 第94回選抜高校野球大会第3日は21日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合では木更津総合(千葉)が山梨学院を延長13回タイブレークの末にサヨナラで下し、6年ぶりに初戦を突破した。20日の近江-長崎日大に続き、2日連続のタイブレークは春夏通じて初。

 エース越井と相手先発・榎谷の好投手対決。越井は速球と多彩な変化球に加え、テンポの良い投球で山梨学院打線に対抗。1球ごとに雄叫びを挙げる気迫で、延長に入って球数が140球を越えても球威が落ちないタフさを見せた。タイブレークに突入した延長13回を無失点でしのいだのが大きかった。越井は結局、166球を完投した。

 打線は初回に4番・水野の二ゴロで1点を先制も、山梨学院の好投手・榎谷の前に2回以降は追加点を奪えず。

 1-1の延長13回には山梨学院が中堅手が内野まで前進して「内野5人シフト」を敷いた。3番・菊地はヒッティング。左飛となったが、二塁走者の山田は三塁へ進塁。その後、申告敬遠で満塁となり、5番・須永が四球を選んでサヨナラ勝ちした。

 五島卓道監督は13回の攻防について「相手の陣形がちょっと特殊で戸惑ったが、(打者が)3番だったので思い切っていけと。(二塁走者だった)1番の山田の走塁が光りましたね」と振り返った。

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